17歳の約束
――ガシッ――
もう死んだのかな…?
閉じていた目を開くと…。
そこには校庭が広がっていて、手が締め付けられて痛かった…
「え……………?」
上を向くと…………
「康太?!?!」
「望!!!逃げんなよ。死ぬな。俺、望がいなくなったらどうすりゃいいんだよ?!なぁ!!!」
康太は私の右腕を握って必死に持ち上げようとしてくれていた
「康太………。私いらないんだよ?!死んでもいいのっ!!」
「んなわけねぇだろ!!望が死んでも誰も喜ばねえだろ?!悲しむだけなんだよ!!」
そう言って康太は勢いよく私を引き上げた。
「はぁっ、はぁっ。」
「康太…ごめっ」
――パンッ――
音と共に頬に痛みがはしった…。