17歳の約束
「望!!お前が死んでどうすんだよ?!奈津美が喜ぶとでも思ったのかよ?!喜ぶはずねぇだろ!!俺はどうすりゃいいんだよ?!俺は…!!望しか愛せるやついねぇし、望しか愛せねぇんだよ!!だから…だから死ぬなっ」

私の顔は涙でグチャグチャ。もう、どうでもよかった…。

「康太ぁ!!!」

大泣きしている私を康太はおもいっきり抱きしめた…。

「俺、望を守るって奈津美に言ったんだ。だから俺は望しか見ねぇし、望が大切なんだぞ。」

康太の胸は広くて…、私を簡単に包みこんだ…。

「望のあほ。」

「うんっ。」

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