17歳の約束
「そうだな。勇気も心配してるよ」

「うん。戻ろ?」

「うんっ」

私と康太は手を繋いで階段を下りた。

廊下では休み時間になったのか皆ざわついたり騒いでいた。

教室について、勇気くんが駆け寄ってきた

「康太!望ちゃん!やっと戻ってきた。よかったぁ!」

「勇気、なんだよ?心配してたのかぁ?」

「してねぇよっ。何言ってんだ?」

勇気くんはそう言ってたけど心配してたのだろう。ごまかしているのがまるわかりだ。

「勇気くん。ごめんね」

「大丈夫だよ。あ、今日一緒に奈津美のとこ行こうぜ?」

「そうだね、三人で行こう」

「ああ。」

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