17歳の約束
奈津美お願い。死なないでっ!!

私の前からいなくならないでっ!!

「よかった。脈動いてますよ。多分寝ている間に酸素マスクがはずれちゃったんだろうね。」

よかった…………。
無事でよかった…。

私達三人は崩れ落ちるように座りこんだ。

「奈津美っ…。よかった…」

私達は奈津美の周りに座って奈津美が起きるのを待った。

「望………………。」

奈津美は何もなかったかのように目を覚ました。

「康太も、勇気も…来てくれたんだね…」

「奈津美来たよっ」
「奈津美目覚まさねぇから俺泣くかと思ったぜ」
「勇気のばか…」

「よかったな。奈津美。」
「何が?」

「奈津美の酸素マスクはずれてたんだよ?」
奈津美ははっとした顔で言った

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