17歳の約束


「康太…?」


「なに?」


「何言おうとしたの?」

「なんでもねぇよっ」

そう言ってニコッと微笑む康太。


言ってよ。康太。

私、寂しいよ。康太が思ってる以上に寂しいの。


「…ごめんな」

「…え…?」

「え?!いや!なんでもねぇ!!」


教室から慌ててでていった康太。

「なに…?」

私は悲しいよ……。
そんな康太大嫌い。


奈津美……………………。
康太がおかしいよ…。
何も話してくれないよ…。
私……。やっぱり必要ないのかな………?

もう嫌になったのかな。
面倒なのかな…?


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