17歳の約束
「ちょっ…」

「別れれば?」

離れようとするけど
力が強くて動けない。

「…いやっ!!」

「相手誰?」

言ったら…康太が危ない…!

「言わない!あんたなんかに言っでどうすんの!」

「相手いないんだ?妄想彼氏?」

「うるさい!きもい!離れてよ!」

妄想なんかじゃないもん!康太は優しくて、完璧で、私の大事な大事な彼氏なんだ!

「…いや!!!」

岸田くんは私のシャツのボタンを上から外しはじめた。

「…やめてよっ!離れろ!!!!」

「やだね。」

きもい。嫌だ。嫌だよ!
康太…!!!!

―――バンッ

その時、屋上のドアが開いた。

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