17歳の約束
「………康……太……。
なに…してるの……」
そこには、ボコボコに腫れ上がった頬に、唇を切ったのだろう、唇から血を流した勉君が倒れていた。
「………………」
「……康太っ…
こんなことしたら…康太…退学に…「うるせぇ」
え………?
「…うっ……お前ら…酷いバカップルだな…!」
起き上がった勉君がそう言い放ち、階段をおりていった。
私の目からは既に涙が溢れていた。
「………望……俺、望のこと信じてたんだぞ。」