17歳の約束

え…?

「お前が、そんなやつだとは思ってもみなかった。」

「…康太…?なに言って「転校生が言ってた。お前、転校生のことずっと見てたんだろ?しかも、転校生のこと屋上に呼び出して俺と別れる計画立ててたって…。」

………えっ

なにそれ!!
私、そんなことしてない!!!

目の前が真っ白になった。

まだ、会って数時間しかたっていない勉君が…
そんなこと言ったなんて…

「私そんなこと言ってないよ!!」

「望、いいよ。別れても。俺、望の望むことならなんでもするって!」

「………………え…」

どうして…?
康太は信じてくれないの…?

私は………康太にとってそんな存在なの…?

勉君にはすごく腹がたつ。
だけど、今は……康太への怒りが勝っていた。

「………信じてくれないなら…いいよ。」

「望?」

「もう、康太なんてしらない!勝手にしなよ!康太は私を信じてもくれないんだ…!ごめんね!自分勝手で!ばいばいっ!」

涙が止まらない。
もういっそのこと涙なんか枯れてしまえばいい。

康太は私のこと信じてた
って言ったけど、私を信じてくれてたならさっきのこと、どうして信じてくれないの…っ?!

もう嫌だ……………

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