17歳の約束
怖くて授業も手につかなかった

――――――――――
下校のとき、私は奈津美と帰ることにした

奈津美は送ると言ってくれた

「奈津美ありがとうね!」

「全然いいよ!望のこと心配だし!望になんかあったら私死んじゃう」

「あははは!奈津美、大袈裟だよ!」

「そっか!あはははっ!」

なるべく騒がしく帰ることにした。

その時、奈津美の携帯が鳴った


ピピピピピッ♪


「え〜?誰〜?望ちょっと待っててね」

「うん!」

奈津美は少し離れたところで話していた

突然奈津美は目を見開いた

「えっ?!?!?!おばあちゃんが?!?!」

私にも十分聴こえる声だった

「わかったよ」

奈津美は携帯を閉じてすこし固まって私のほうを向いた

「の…望……。私のおばあちゃんが…」

「え…………?!」

「私のおばあちゃんが心臓発作で病院に運ばれたって…………。お母さんから電話…きた…」

迷わず私は返した

「奈津美早く!おばあちゃんのとこに行ってあげて!!」

「でも望が…「私は大丈夫だから!今はおばあちゃんのこと考えて!!」

奈津美が言う前にそう言った。
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