17歳の約束
奈津美の笑顔は私への大きな大きなプレゼント。

だからいつも笑っててほしい。私にプレゼントを頂戴?


「望!!次体育だね!」

楽しそうにはしゃぐ奈津美。
私は体育が大の苦手。マラソンなんてもってのほか!!

「今日は〜…マラソンだっけ?」

げっ!!!!!!!

「えー…嫌だ…サボりたい…」

「ダメだよ望!」

「一緒に頑張ろ?ね?」

「嫌だよ嫌だぁ!」

「望ぃ〜、走ろうよ!風をきって走るの超気持ちいいよぉ!」

「んー…私…走るのまじ遅いもん…。」

「速さより、完走することが大切なんだよ!」


すると康太が来た

「お前またマラソンサボろうとしてんのかぁ?」

「サボるなんて誰も言ってないよー…サボりたいって言ったの!」

「同じことだろ!!走れ!!」

「体育に関してだけは厳しいんだね!康太は!」

「ばか言ってんな!俺はいつもまじめだ!」

どこがまじめなんだか…。
毎回数学の時は保健室に行ってサボってるくせに…!!

「数学サボりまん!」

「うるせー!俺はサボりまんじゃねぇ!」

「サボりまぁん!」

「望〜!!まじそれうける〜!やめて〜笑いとまんないっ!!きゃははは!」

「うわっ!奈津美まで?!おめぇら許さねぇぞっ」

「望逃げよー!」

「おー!!!」

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