17歳の約束
私達は指切りした

「これで約束やぶれないね!」

「うんっ!!」

「じゃあ、教室帰ろ?早く着替えた〜い!汗やばい」

「うんっ!帰ろ帰ろ!」

教室には康太が教卓の下にいた

「あれ?康太何してんの?」

「静かに!!」

は?何がどうしたっていうの?!

………………。

沈黙が続いて、しばらくすると保健の先生が廊下を歩いて来た


保健の先生が通りすぎると康太は教卓からでてきた

「あっぶね〜」

「何したの?」

「保健室でサボってたら怒られて授業受けろって言われたから隠れてた!ブイッ!」

ブイサインをだして歯を見せて笑う康太。

「ブイッじゃないよ!」

「やっぱサボりまんじゃん」

「ま、否定はできねぇな!」

自覚してんじゃぁん…!!

「てか、早く教室から出てよね!!女子着替えるんだから!もう少しでクラスの女子全員帰ってくるよ?!」

私がそう言うと康太は顔を赤くして出て言った

「早く言えよ!あほ!」

廊下で騒いでる康太は独り言言ってるみたいだった

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