17歳の約束
「望が幸せならあたしも幸せになれるんだからね!」
「…ありがとう。奈津美!」
「望………。私を幸せにさせてね……?」
「うん!!幸せさせるよ!」
この時私は奈津美の言葉の意味なんてわからなくて…後悔していくんだ…。
「おい!お前らいつまでしゃべっってんだよ!担任きちまうぞ!!数学だぞ!おえー」
「わかったよ!」
私達は康太の言葉で教室に入った。
まじめなクラスだな私のクラスは。
皆席についてるし。
私達は悪いやつだ……。
数学なんてなくてもいいって思う…。
――ガラッ――
「じゃあ、始めるぞ」
「規律、礼、着席。」
学級委員長に皆続く。
「えー、教科書12ページを開け。」