17歳の約束

教室に戻ると配布物を渡され、先生の話をして、休み時間に入った。


皆一年生のころ友達だった人がいたり、新しい友達を作ったりして楽しそうにしゃべっている…。


私は仲間はずれかぁ…



ため息をついていると
後ろから肩を叩かれた。


「ん…??」


「望…ちゃん?」

その子は私のネームプレートを見てそう言った。

「うん!」

いい子そうだな………。
というか、大人っぽくて美人。
おまけにスタイルもばつぐん。完璧な女の子だった

「よろしくね!あたし斎藤奈津美(サイトウナツミ)!奈津美って呼んでね!」


そう言って私にネームプレートを見せてくれた


「よろしく!」

初めて話し掛けてくれた…それがすごく嬉しくて、名前なんてどうでもいいなんて思った…。


奈津美の席は私の後ろで、なんか後ろ姿を見られてるって思うと緊張した…
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