17歳の約束
奈津美と私は指切りした…。
だから、絶対に奈津美は死なないよ…。

きっと…きっと。

「望……………」

「奈津美……」

奈津美は点滴をうちながら、パジャマを来て廊下に駆け出してきた

「奈津美っ…!!寝てなきゃだめだよ…!!」

「…望…!!望ぃ!!」

奈津美は泣いていて…
顔はゲッソリしていて…。
これまで痛みにたえたのがわかる。

奈津美は私に抱き着いた

「…奈津美、寝てなきゃ……っ」
「いいの…っ!望…ごめん。あたしほんとに半年しか生きられないって…。だけど…望がいるから、私は生きるよ…?望が本当に幸せになったとき、あたし星になって見守るから…っ、お願い。信じて…?…」

「奈津美…」

「望の事笑顔にしてあげるから…」

「奈津美ぃっ!奈津美はずっと私の親友だよ!だから私は奈津美のために奈津美に迷惑かけない…っ!奈津美の願いはなんでも叶えるよ!!」

私達は大声で泣いた…。

周りにいた人は見てたけど、そんなの気にしないで泣いた…。

康太も黙って私達を見ていてくれた
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