17歳の約束
お母さんは私が泣いていたのに気づいてたのだろう。

だけど、ふれないでくれた。

私のお母さんは優しくて美人。
私の憧れなんだ……………。

奈津美………。
奈津美も優しくて美人……。

どこかでお母さんと奈津美が重なってしまう…。

お母さんは学校に電話してくれた。

「お母さんありがとう。」

「いいのよ。それより昼ご飯食べたの?」

「食べてないよ」

奈津美のことで食べるのも忘れていた。お腹が空いているのも気づかなかった。

「じゃあ、お母さん腕をふるっておいしいの作るわよ!食べてね?」

「うんっ!!」

お母さんの料理は二日ぶり。嬉しかった
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