17歳の約束

それから私達はたくさん話した。
なぜかすごく懐かしい感じがして、話しやすい…。

そんな奈津美はいつも笑顔で私に優しくしてくれる。嬉しすぎるよぉ…。

泣きそうになるくらい嬉しくて、楽しくて…初めて会ったとは思えないほど。
私のことも望と呼び捨てで呼んでくれる。

一年生のとき奈津美は後半頃に転校してきたらしい。
だから見掛けなかったんだ!そう思ってた…

「あ、望!アドレス教えてもらってもいい?」

「全然いいよー!」

ポケットから携帯を出して赤外線通信する…。


"奈津美"で登録した


奈津美は私の携帯の星をもったテディベアのキーホルダーを見て驚いた顔をした

「あー!!」

「えっ?!なに?!」

「これ!あたしも持ってるよ!ほら!」

奈津美の携帯には確かに私と同じ星を持ったテディベアのキーホルダーがついていて、私はすごくすごく嬉しくなった。

なにかの縁で繋がっているのかもしれないとか思った

「本当だぁ!オソロだね!私達の運命感じるよ〜」

「だよねだよね!あたし達運命共同体だよ!」

そんな会話がすごく楽しい。
時間がすぎるのが早過ぎた。

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