17歳の約束
「………望……」
「奈津美が生きてて意味ないわけないよ!私には必要なのっ!!奈津美がいるから私がいるんでしょ?!私は奈津美がいないなら…そんな人生嫌だ!!!」

苦しいのは奈津美なのに…私は奈津美以上に泣いた…。

「………望………ありがとね…」

「………っ……。奈津美…今日康太と病院行くからね。」

「ほんと?!ありがとう!待ってる!!」

奈津美は泣きながらも嬉しそうだった…。

「じゃあ、また後で…!」

「うん!」

私達はあえてさよならやばいばいは言わないんだ。別れなんていらないよ…。

さよならなんていらない。
ばいばいなんていらないんだ。
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