17歳の約束
私は奈津美の腕を抱えながら歩いた。

売店について奈津美はお菓子コーナーに向かった…。

「これ食べたいな!望も一緒のにしよ〜?」
「うんっ!一緒にしよ!」

私と奈津美はクッキーを買った。

「これまじうまいよ!」
「まじ?病室で食べよっか!」

病室に帰ってクッキーを食べた。それはおいしくて、思わず笑顔になる。

「超うまい!!」
「うまいでしょ〜!あたしが入院して一番最初のころにお母さんが買ってきてくれたの!」

「そうだったんだぁ!今度は私が買ってくるよ!」

「ほんとにぃ?!ありがとう!」

奈津美に無理してほしくない……。だから私は奈津美の肺の代わりになりたいな…。
奈津美が呼吸したいとき、私が動くんだ…。
そして役に立つんだ。

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