17歳の約束
私は康太のバイクで家路についた。

康太のバイクは康太のお父さんのものらしい。

康太はバイクの免許を年齢をごまかしてとっていた。

「康太ありがとうね!」
「うんっ」

私達は家の前でキスをした……。

「じゃあまた明日っ!」
「ああ!じゃあな!」

康太が見えなくなるまで手を振っていた…。

「お母さんただいまっ」

「あら、おかえり〜。奈津美ちゃんの具合どうだった?」

「大丈夫だったよ。でも苦しそうだった…」

「そうだったの…。苦しいわよね…。肺だもの…」

「うん…。」
「でも、大丈夫。奈津美ちゃんは強いわ!大丈夫よ!」
「そうだよねっ!」
「ええ!」

そうだ。奈津美は強いんだ!だから大丈夫!

「そうだ!奈津美、ご飯作るから部屋で待っててね。それか先お風呂入っちゃっていいわよ。」

「わかったっ」


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