17歳の約束
「康太じゃん!なんでいるの?」

奈津美は人懐っこくて誰とでもフレンドリーだから男子の友達も多かった

「奈津美知ってるの?」

「うん!あの人は木戸康太(キドコウタ)だよ!康太って呼んじゃって!」

木戸康太っていうんだぁ…

「おい、奈津美!お前勝手に俺の紹介してんじゃねぇよ!それに俺は忘れ物取りに来ただけだ」

「はいはい、すいませんね〜だ」

私も自己紹介したほうがいいのかな…?

どうしよう…………
こういうときはしないと失礼だよね?!


「わ!私っ!!篠田望っていいますっ!!!望って呼んでくださいっ!!」


私は何を思ったのかおもいっきり大声を出して自己紹介してしまった……


…………………………。
シンとなった教室…


どうしよーー!!
逆におかしくなっちゃったじゃん!


すると二人は

「「…ぷっ!ぷはははは!!」」

同時に大笑いした

えっ?!えっ?!
戸惑う私……………

笑いながら康太は
「お前おもしれ〜なっ!笑いすぎて涙でるわ!わはは!」

「望おもしろすぎぃ〜!なんでいきなり大声で自己紹介すんのよぉ!笑えるぅ!ぶはは!」


元気よく自己紹介するつもりが、笑いとっちゃったよ…あはは…。(笑)


「とりあえずよろしく!」

康太は手を差し出した。
私も手を出して握手した

フレンドリーな人だな…。

その大きな手はすごく温かくて…温もりがあった…。

康太は茶髪の短髪で
身長が180センチはあるかな?体は細めで部活はバスケ部らしい。

しいて言えば今どきの人!


聞かなくてもいいけど聞いてしまうのが私の特徴。
「康太って呼んでいいんだよね?」

「おう、いいぞ!さっき奈津美が言ったろ?」

「あはは〜」

この時間はすごく楽しい。
仲良くなって損することなんてなにもない。私はそう思った…。


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