17歳の約束
――キーンコーンカーンコーン――
授業に担任は帰って来なかった。
まあ、俺にとっては助かるけど…。
「康太!職員室行ってみよ〜」
望は俺の腕を引っ張った。
断れねぇよっ…!!
「行ってみるか!」
「うんっ!」
職員室では二年の担任達が話し合っていた…。
「なんかあるのか…?」
「なんだろう…?」
その時担任に呼び止められた
「あらっ!二人とも!ちょっと来てっ」
俺と望は目を見合わせた。