17歳の約束
そう言いながらも奈津美は笑顔だった。

まだ来るしいはずなのに………。

まったく、奈津美は優しすぎるよ…。
無理しないで…………

「奈津美…無理しないでね?」

「うん。望ありがとうね。」

「うんっ」

私は奈津美とクッキーを食べたことを思い出した。

「あ、奈津美、ちょっと待ってて!」

「うん?」

奈津美は不思議そうな目で私を見つめていた。

「康太、奈津美と話しててね」

「わかった!」

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