運命−あなたに恋をした−
わたしは家に帰ってさっきの出来事を思い出していた。
わたしに近づいてきた変態(王子)は、いきなりわたしの腕を掴んで自分のほうに引き寄せた。
そのとき、あいつとわたしの唇が重なったのだ。
『っん!!』
「ごちそうさま。また喰わせろよ」
とわたしの耳元で囁き
廊下へと消えていった。
「……はぁ?!何今の?!キスされたよな、あいつに。」
『………』
「杏聞いてる?とっ、とにかく帰るぞっ」
あのあと、翔平はずっとムスッとしていてー…うざかった。