運命−あなたに恋をした−
*Good bye わたしの青春
学校に着くと、隣の席にはまだ誰もいなかった。
「ねぇ、あなた三波杏ちゃんだよね?わたしは花園ゆかり。友達になろっ」
『いいよ。でも何であたしの名前知ってるの?』
「じゃぁ杏って呼ぶから、ゆかりって呼んでね♪んで、何で知ってるかというと、それは上谷くんのファンクラブの人たちが噂してたから」
『ファンクラブ?!あいつにそんなのがあるの?』
「そうだよ。上谷くん、この学校じゃ1番かっこいいし。あの冷たい性格もけっこう人気」
『………。みんな眼科に行ったほうがー』
「まぁ2番手は山本くんだけどね」
『翔平が2番っ!?ありえない』
「何か呼んだか?杏」
『別に。あっ!!こちら花園ゆかりちゃん』
「よろしくね、山本くん」
「どもっ」
「てなわけで、杏はイケメン2人にちやほやされてるから、女子の敵なわけ」
『さいあくだ』
わたしの青春帰っておいでーっ