運命−あなたに恋をした−
「まぁわたしは杏可愛いし、サッパリしたその性格がよかったから声かけたんだけど」
『わたしが可愛い?!ないでしょ』
「あら?杏は他の女子よりも背高いし、細身でスラっとしてるじゃない」
『背高いのなんてヤダよ』
「それに、そのミルクティー色の髪も素敵だし、顔も可愛いわよ」
『おだてても何もでないから』
「そんなつもりで言ってないから。とにかくお昼学食に行こ。大学と共同で使うんだって」
『いいけど。てか、ゆかりの席どこ?』
「一応杏の前の席なんだけど」
『知らなかったっ!よかった、席近くて』
「HR始まるわよ」
わたしは新しい友達と行く
初めての学食が楽しみで仕方なかった。