運命−あなたに恋をした−

「まぁわたしは杏可愛いし、サッパリしたその性格がよかったから声かけたんだけど」

『わたしが可愛い?!ないでしょ』

「あら?杏は他の女子よりも背高いし、細身でスラっとしてるじゃない」

『背高いのなんてヤダよ』

「それに、そのミルクティー色の髪も素敵だし、顔も可愛いわよ」

『おだてても何もでないから』

「そんなつもりで言ってないから。とにかくお昼学食に行こ。大学と共同で使うんだって」

『いいけど。てか、ゆかりの席どこ?』

「一応杏の前の席なんだけど」

『知らなかったっ!よかった、席近くて』

「HR始まるわよ」


わたしは新しい友達と行く
初めての学食が楽しみで仕方なかった。



< 14 / 18 >

この作品をシェア

pagetop