運命−あなたに恋をした−
「俺は杏の兄貴の三波季杜(ミナミ ハルト)、20さいです。んでこっちが親友の林智希(ハヤシ トモキ)、20さい」
「こんにちは。よろしくね」
「んで杏の友達のその娘は?」
『こちらは友達の花園ゆかりちゃん』
「「よろしくね」」
というより、さっきからまたもや周りからの視線を感じるのはわたしだけ?
それに、まわりからボソボソと声も聞こえるよーな。
そんなときっ……
“季杜サマー!!”
“智希サマー!!”
という声と共に、大群で大学生の女生徒たちがコチラに向かって走ってきた。