運命−あなたに恋をした−
わたしは隣の人とは1番に仲良くなろうと決めていたので、声をかけた。
『わたしは三波杏。友達になろ?名前教えて』
「………うるせぇな。話しかけんな、このブス。」
『なっ!!初対面の人に向かってブスとは何よ』
わたしは、あまりのことに大声をあげてしまった。
そのため、こいつとわたしにはクラス中の視線が集まった。
「先生ー、この人いきなり告白してきて迷惑なんですけどー」
−龍サマに告るなんて身の程知らずもいいとこね−
龍サマっ!?
何それ?
−何も知らないんじゃない?王子のこと−
王子?こいつが?
『わたしが何であんたなんかに告んなきゃなんないのよっ!!頭おかしいんじゃない?!』
「あ゙っ?てめぇ調子乗んなよ。あとで校舎裏来い」
『はっ?何であたしがっ』
「ではー明日の連絡は以上です。各自解散」
「「さよならー!!」」
いつの間にかHRが終わっていた。