記憶の方程式(2011年10月15日更新)
知奈のアパートの前に着いて、一気に階段をかけ上る。
やっと、逢える。
鼓動が早くなるのを感じながらチャイムを鳴らした。
情けないことにチャイムを押した指が震えてるのがわかる。
「はい?」
知奈はドアの前に立っていた俺に驚いて目を見開いた。
「知…」
「どうしたの?本城くん」
本城、くん?
「何かあった?」
知奈は自然に俺のことを「本城くん」と呼んだ。
やっと、逢える。
鼓動が早くなるのを感じながらチャイムを鳴らした。
情けないことにチャイムを押した指が震えてるのがわかる。
「はい?」
知奈はドアの前に立っていた俺に驚いて目を見開いた。
「知…」
「どうしたの?本城くん」
本城、くん?
「何かあった?」
知奈は自然に俺のことを「本城くん」と呼んだ。