ねぇ…
不眠
お題を出されてから一日が経った。

誰も睡眠していない。

聡司、雅、優花が死んで…。

残っているのは、真季、隆洋、みなみ、勝人の四人だけ。


「なぁ、勝人~。眠たくならないように話そうぜ?」

隆洋が、隣の勝人に話しかけた。

「お、おう…」

今まで、恐怖で喋らなかった勝人が言葉を発した。

「…みなみ、私らも話そ?」

真季は、みなみに話しかけた。

一秒たりとも、寝てはならない。
油断したら、寝てしまう。
だから話せば、起きていられる。

「嫌」

みなみは、はっきりと断ってしまった。
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