ねぇ…
「ふふ…川端みなみ、次のアクマに」

男の子がそう言うと、みなみは消えた。

「…次の犠牲者は、迷路から抜け出せなかった者」

そう言うと、男の子は去っていった。

「みなみぃ…ごめんなさい…私が…」

真季は謝る。
ただただ、ずっと。

「俺と真季、それから勝人と、死んでいった奴らの敵をうとうぜ?だから、ずっと生きよう。三人で…」

隆洋は、穏やかに笑って見せた。

「うん…」

残り三人ーー…。
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