ねぇ…
「ダメだ、真季っ!!ババ…」

隆洋は、思わず叫んだ。
真季は、驚いている。

「あーあ。失格!このチーム、失格ばっかりね」

女の子は、バンッと机を叩く。
それに気まずそうにしている男の子。

隆洋を生かすか、殺すか…。

「…本当は方籠真季が負けだったってわけだから、米原隆洋…着いてこい」

男の子が、そう言った。

生かしてくれた。
真季は、安堵した。

でも、真季は一人しかいない。
次は、何をするのだろう。

すると、女の子が近づいてくる。
< 33 / 39 >

この作品をシェア

pagetop