空色



『第一レーン…』


400mの決勝が始まった


『第四レーン、片埜達也くん』


たっちゃんの名前が呼ばれた瞬間


会場は一瞬にして盛り上がる


たっちゃんにはそんな力がある


『位置について―――――――





  ―――――――よーい・・・





 パァンッ!!!!』







その瞬間







風がふいた



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