Caramel*Morning
「芽依、とりあえず落ち着け」
しーちゃんの鋭い言葉に、わたわたと慌てていた体が止まる。
「誰も今すぐなんて言ってないでしょー?そのための準備って言ってんの」
「あ、そっか」
そうだよね。
ふぅ、びっくりしちゃったよ。
「ま、でもそのうち告白しなきゃだからね?」
「ええっ」
「何驚いてんの。当たり前でしょ。誰かに先越されちゃうよ?」
「うー…」
私は、押し黙ってしまった。
「…って、その話はいいの!今あんたがするべきことはー」
しーちゃんの迫力に、私は、ごくりと唾を飲んだ。
「相手のことを出来るだけ知ること!!」