Caramel*Morning



相手のことを、、


知 る ?


「た、例えば?」


だって、そんなアバウトなこと言われましても!


「仕方ないなー。詩織様が教えてあげよう」


うん、教えてください。


「まず年齢!」


あ、なるほど。


「それから学校!」


ふむふむ。


「あとは趣味とかー、血液型とかー、そんな感じのことしつこくない程度に聞いてー」


私は、次々にメモしていく。


「最後に、一番大切なこと!」


「な、何?」


しーちゃんは、もったいぶるようにまばたきを繰り返して、言った。


「ーー彼女がいるかどうか!!」


…あっ!!


「か、彼女…」


そうじゃん!

私…大切なこと忘れてたよ…


結城さんに彼女がいたら、頑張ったって仕方ないんだ。


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