Caramel*Morning
7*会いたい、会いたくない、会えない
次の日。
「どうしよー…」
私は、玄関の前でドアに手をかけて立ち止まっていた。
昨日のアレからもう一日。
今は朝の8時。
そろそろ出なきゃやばい。
だけど、私の通学路はあのカフェを通るから、
必然的に結城さんとも会うわけで。
き、気まずい…っ!
そんなこんなでかれこれ10分。
いい加減お母さんにも怒られそうなので、
私は意を決してドアを開けて、家を出た。
とりあえず、学校には行かないと。