Caramel*Morning



だってね、なんか最近、大分近づけた気がするんだ。


結城さんの表情とか見てても、前より柔らかいっていうか。


私もあんまり緊張しないで話せるようになったし。





「ふーん…」




私がそう話すと、しーちゃんは意味ありげに笑った。




「?」



あ、あれ?
なんか嫌な予感…





「じゃあ芽依、そろそろ告白すれば?」


「!!!」




嫌な予感、
…的中。




「む、無理だよっ!まだ駄目!」


「あんた、ずっとそう言ってるつもり?」



うっ。





「だって……」





結城さんには、きっと好きな人がいるんだよ。



私、絶対振られちゃう。


諦めたくないのに、
諦めなきゃいけなくなっちゃう。


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