恋愛日記【実話】
私は、あれからみんなととても仲良くなって、絵未・綾夏・衿奈といっつもいるようにな
った。何でも話せる親友になった。
そのみんなと一緒に話していると…
「ねえ、藤崎ってゆう人おるやん?その人のこと好きっ?」
『嫌いっ!』
「あやかも無理~っ」
「えりなも~っ!」
『あ、みんな嫌いなんやね…。』
「だってさ、こないだあやかがプロフ渡しに行ったら、普通最初はみんな誰だって“ちゃ
ん”つけて呼ぶじゃん?なのにいきなり“あやか”って呼ばれたけーね。あやか、そーや
ってなれなれしい人嫌い~っ!」
「まぢ?それウザいね!えりな、なんか気合いそうにないけ無理!」
『杏、昔から無理!』
「それ1番ドンマイやろっ!」
「「「『あはははは~っ』」」」
やっぱり、こうやって絡んでいくと、気が合う人もいれば、合わない人だっているもんな
んだな…と思った。
でも、この会話を、もしかしたら藤崎は聞いていたのかもしれない。次の日から、藤崎は
教室には入れなくなり、保健室登校になった。