恋愛日記【実話】

 いよいよ入場するとき、ブラスバンド部の演奏で入場した。演奏は、とても迫力があっ


てすごかった。


 式が始まると眠たくなってきたので、ほとんどのことは聞いてなかった。でもこれだけ


は聞いていた。


「担任発表」


(まじ?どんな先生?)


私は興奮していた。2人ほどちょっと知っている先生がいた。1人は、父さんの仕事場の


たかしくんという人の同級生だという。もう1人は、私のおじさんとおばさんが中学校の


教師なのだが、おばさんと同じ学校で、おじさんの同級生、家も近く、仲がよいらしい。


どちらかの先生になってほしくて、そこだけきちんと聞いていた。


「1年1組、大山聡」


あ、あの怖かった先生だ。違ってよかった~!


「1年2組、勝見麻子」


あ!おばさんの知り合いの先生だっ!よかった~!超ホッとした。


「――1年5組、宗久剛士」


あ、たかしくんの知り合いの先生、5組なんだ。ゆうののクラスだから聞いてみよっと!


担任発表が終わって、また私は聞いていなかった。


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