Violet Moon

「歳は?」
「14…」
「僕と一緒だ!」


ゴォーン

何処からか鐘が鳴った。

「じゃ、またね」

と、手をひらひら振って
何処かに走ってしまった。



「これから…どうしよう」


パカン、パカン
パカン、パカン


馬の音。
死の騎士かしら?









『あの子はどこだい…?』





カボチャの声じゃない
低い声、
死の騎士の声?


あたしを探しているの?





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