Violet Moon
それからあたしは
キャンディーロードを
通ろうと思った。
けどそこにはいつも
騎士が立っていた
入ろうとしたら
すぐに

お戻りください。
そう言われたわ、

真実を知って2年、
そして今は本物の姫様
エネミー様が帰ってきた
あたしは用なしね、
だから決めたの。


『全ては君が握ってる♪』


カボチャの歌が聞こえた
「そろそろ帰ってエネミー」
「え?」

エイミーはエネミーの背中を押した
そして外へと出した

「さようなら
エネミー姫…」

――バダンッ

エイミーはそう言い
扉を閉じた

「…姫?
それはあなたでしょ?」

さて…これからどうしよう。
死の騎士に殺されないように
帰り道を探して、
帰るしかないのね…

コチッ
コチッ

時計?
上を見上げると
巨大な大きな時計が、
あと少しで
0時
日付がかわる

「…ミルティー
今日であたしとは
サヨナラね、」

エイミーは巨大な鎌を背中に担いでいた。
「決めたから
扉を開けるわ」

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