Violet Moon

宮殿はこの国の空を浮いている
空中宮殿。
魔法の力により宮殿は浮いている

「…耳から血がまた出てきた」
血は首筋を伝う

「早くしないと…」

ラビは加速をあげて
飛び続けた、
宮殿の周りには
ガラスの階段がありその階段を登れば入り口にたどり着く

「あと少しだ…」

スパッ――――…

「!?」

突然ラビのほおが切れて血が出てきた

「誰だお前―――――…」

後ろを見たら赤いとんがり帽の女

「…あなた幻影騎士団だよね」
「だったらなんだ?
ここはお前みたいなガキが
くる場所じゃないんだ
早く立ち去れ
じゃないとここで殺すぞ」

そういい幻影騎士団は
槍を出した
そして何やら呪文を唱えていた

「待ってよ僕は宮殿関係者だよ
本当に殺す気かい?」

「はっ
宮殿関係者だ?
誰がお前みたいなのが
関係者だ」

「あなた知らないみたいだから
教えてあげるよ
僕はラビ・エルデ・フランシス
聞いたことあるだろう!
このエネミー姫の婚約者だよ
あなたより身分は上だよ?
たかが幻覚で宮殿を守る
幻影騎士団が僕にはむかって
どうする気だい?」

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