Violet Moon
また別の場所にいた
そこは見覚えのある場所
「お屋敷の三階…」
私がここへきた入り口のある
扉がある三階…
「エネミー様どこへ
行くのです?」
「謎の扉をあけるのよ」
「その扉は開きませんよ」
「やってみなきゃわからないわ」
小さい私はメイドをほっとき
走ってゆく
そして――――――…
勢いよく扉を開けた
「…消えた…」
小さい私が消えた
そして
「エネミー様?エネミー様?」
「…私はエネミーじゃないわ
エイミーよ?
名前間違えないでよね」
違う
違う
違う…
これは私じゃない
さっきと服装が違う
『私はエネミーじゃないわ
エイミーよ』
扉を開けたら
入れ替わったの?
顔がそっくりのあの子と
あの扉は何かよく知らない
でも…別の世界に繋がってる事は―――…
間違いないみたい…
今みたく
私はどこか別の世界に消えた
それは私がずっと過ごしてた
人間界に小さい私は消えた…
私は――――…魔人なの?
頭が混乱する
エネミーは倒れた、