Violet Moon
だから自分の力で生き延びる
最後にあれを見れたら
別に――――…
死んでも構わない
「…蒼い…空が…」
いつも見慣れない蒼い空
「ピンクじゃないのが不思議だ…」
たどり着いたのはお墓、
お墓だけ空が蒼く
お墓はピンク色
お墓には
蜘蛛の巣がかかってり
砂がかかってる
「…まっピンク…」
辺り一面ピンク
空は蒼い
変な感じ、
-キラッ
「?」
足元で何か光った、
「何だろうか…」
見てみれば本だった
本の飾りにルビーの宝石が埋められていた
「何の本…かな?」
私は砂がかかって汚い本を
開いた
「ゴホッ…ゴホッ」
砂が目や口に入った
「汚いわね!!」
エイミーは本の砂をほろった
そして読み始めた――――…