Violet Moon

エイミー


なんとかばれずに
商店街にたどり着いたエイミー

目的の
とかげのしっぽ
へびの脱け殻
金りんごのたね
水晶蜘蛛の糸
スカルキャンドルの炎

の売っている
洞窟の店に向かった

「どこにあるんだろうか…」

外には出たことないし
商店街なんて始めてきたから
ちっとも場所がわからない
だからただあるくだけ

ときどき
幻影騎士とすれ違う時
呼吸がとまる。

いつ魔法が解けるかもわからない
いつ私の正体がばれるかもわからない


だから…一刻も早く
道具がほしいの。

商店街の長い道を歩いていたら
だんだん人が少なくなってきた。



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