Violet Moon
アンジェラは何やら呪文を唱えている。
まだ8歳。
魔力はあまりない。
ただメドゥーサってだけでめんどくさい。
魔法にかかれば石になって動かなくなる。
避けて戦うしかない。
魔石の力もあと少ししか使えないから気をつけて使わなきゃ。
「さようなら、エイミー様!!」
アンジェラが手前に指を広げながら伸ばすと
指先からものすごい勢いで蛇の形の煙りが出てきて私に向かってきた。
「石には水の魔法を…」
「…!?
蛇が消えた?」