Violet Moon


紫の月がギンギンと輝く10月31日の夜。


「なぜ、君まで」


エネミーが守り抜いたもう一人のお姫様は


「…っう…」

エネミーをおいかけるように死んでゆき
砂になってしまった。


風が舞い、エイミーの砂はエネミーを囲むように宙に舞い湖中に散らばった。

砂なのにキラキラと光って見えて綺麗だった。

エネミーの目に一滴の涙。




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