爆弾カノジョ


一見、大人っぽく見えたがよく見えると同い年っぽいな。


ソファに腰をかけて聞いてみる。


意外とそのソファが柔らかくって反射的に足が上がってしまった。



「あの…」

「はい?」

「あのさ…執事って…えーっと…

お嬢様のそばに居るもんじゃないの?」


「はい、左様です」



なんか…同い年なのに同い年と喋っている感じがしないなぁ。



「だったらなんであんたはここに居るんだよ?」



俺の質問に一瞬、蘭の目が見開くがすぐに笑顔に変わる。



「それはお嬢様命令です。

美香お嬢様が貴方と同い年のぐらいの私が

話相手だと気が楽ではないかと。」



そうか、美香お嬢もそういう配慮は出来るんだな。



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