爆弾カノジョ
「恋愛感情ってないの?」
さすがにこいつもあの女と同い年であるのなら
恋の一つや二つは芽生えたっていいだろう。
しかし、彼は真剣な目で否定した。
「私はそんな感情は持ちませんよ」
なんというストイック、
こういう奴が街に出たらモテるんだろうなぁ。
彼はまたほほ笑む、
同性でもある俺でもこいつの笑顔はまぶしいと思ってしまう。
「それに美香様には貴方がいるじゃないですか」
俺は困った顔をしてみる。
いやいや待ってくださいよ、
俺、今から彼女に服従されに行くんですよ?
俺、そういう趣味ないのに無理やりさぁ・・・。