爆弾カノジョ


ウソだろ・・・。


すると、俺の携帯電話が鳴った。


こんな時に…


開くと画面に“美咲”と表示されていた。



俺はすぐに電話を取る。



「・・・空太」


「美咲?!」



後ろから炎が燃える男がする。


美咲の声が息苦しそうだ。



「お前、今、どこにいるんだよ!?」


「家・・・に一人・・・」


「なんで!?」


「だって・・・今日・・・1年記念日じゃない・・・」



・・・忘れてた。



カレカノごっこのせいでそんな大切な事を忘れてたなんて・・・。



< 40 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop