爆弾カノジョ
「先程はずいぶん手荒いマネをしてくれたわね。」
試験が終わり、会場を出ると先程の女が堂々と待ち構えていた。
俺は気にもせずにそこを通りすぎた。
―が、腕をがっしり捕まれる。
「待ちなさい」
「人違いです」
「あら、そうだったの。悪かったわ」
彼女はすぐに手を離した。
こういう女には極力関わらないのが賢明だ。
俺は速足でその場を離れた。
しかし、今度は黒スーツを来たSPみたいな男が何人か立ちはだかった。
すると、あるデジャブが起きた。
戦隊〇〇レンジャーのOPである戦隊が走ると
爆発が起きるように小さな爆発が横から何発も起きた。
「フフフッ」
後ろから女の笑い声が聞こえる。